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2007,11,05UP

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
上映時間 ; 1時間47分
配給 ; 東宝
監督 ; 三池崇史
出演 ; 伊藤英明
     佐藤浩市
     桃井かおり
     他
異色のエンタテインメント活劇映画という感じ。

頭を空っぽにしてドンパチを見る分には、十分楽しめた。

なぜ源平なのか、とか、なぜ西部劇なのか、とか、
なぜ英語でしゃべるのか、とか、全然演出意図は分からなかったけど。

劇中で、保安官の妙な二重人格は、『指輪物語』のパロディなのだと
思ったが、この映画は全体的に何かのパロディ映画だったのだろうか?

そうすると、全編英語で通すのは、『新春かくし芸』のパロディだな。

タランティーノだけが一言ふたこと日本語を話したりするから、間違いない(笑)
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ公式画報
ゴマブックス
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今、ネットで調べたら、『続・荒野の用心棒』の現代が“DJANGO”らしいね。
オイラ、西部劇の雰囲気は好きだけど、「マカロニウエスタン」はまったく
見てないからちっとも気付かなかった。

全体はそのパロディってことなのかな?














2007,11,30UP

仮面ライダーTHE NEXT
上映時間 ; 1時間50分
配給 ; 東映
監督 ; 田崎竜太
出演 ; 黄川田将也
     高野八誠
     加藤和樹
     他
相変わらずアクションがよかった。

今回はホラー色を強くして、12歳未満は保護者同伴が
義務付けられると言うことで、
旧作が目指そうとした「怪奇アクション」を期待した。

が、ホラーはライダーともショッカーとも、直接的には関係ない
ところで展開していた。

しかも、最近流行の都市伝説的お手軽ホラーだった。

この手の「ホラー」には魅力を感じられないので、
前作と比べるとオイラ的な評価は下がってしまう。
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風見四郎の設定がIT企業の社長で、はぶりがいいというのも、
なんだか違和感がある。
一文字ともキャラがかぶり気味だし。

敵がデストロンではないのは仕方がない。
本郷らはショッカーと戦っているわけだから、2作目で
敵が代替わりしているのもおかしなものだから。

しかし、旧作『V3』でデストロンの怪人が、生物と無機物の
ハイブリッドな怪人であるのに対して、
V3がライダー型の改造人間だったのは、1号2号が改造したからという
理由付けができる。

それに対して今作は、ナノマシンウイルスによる自動改造を施されて、
同時に誕生したのがチェンソーリザードとV3と言うのは、
なんだか矛盾している。

通常の改造ではなく、ナノマシンによるものだから、腕などが
兵器に変形したりするのだろうと想像できるが、
そういう意味では変形能力のないV3は失敗作じゃないか?

腕の変形能力を生かすなら、V3ではなく、むしろライダーマンが
ふさわしかったように思う。

前作では、同じ組織に改造されたのに怪人とライダーの造型が
違いすぎるという旧作の違和感を、改良するようなデザインだったのに、
今回は残念なことだ。

あと、小顔のV3に慣れるまで、時間がかかった(笑)

それと、これはネタばれの部類に入るのだけど、見ていない人に
知らせておいた方がよさそうなことがある。

エンドロールの後にワンシーン入っているのだが、これが見事な蛇足。
これを見た者と見てない者では、作品の評価が変わってしまいそうに思う。

オイラは映画を最後の最後まで見る方で、エンドロール後に
おまけシーンがあると、「先に帰った人かわいそう」とか思ったりするが、
今回は見ないで帰った人がうらやましかった。

曲がりなりにもきれいにまとまった作品を見たと感じて、帰途につけただろうから。

2007,11,30UP

バイオハザードIII
上映時間 ; 1時間45分
配給 ; ソニー・ピクチャーズ
監督 ; ラッセル・マルケイ
出演 ; ミラ・ジョヴォヴィッチ
     オデッド・フェール
     アリ・ラーター
     他
アクションを見せたいから、とりあえずストーリーを組みました、
と言うデキだったのではないだろうか。

確かにアクションは中々だったと思うが、序盤で
パート1の館や罠が再現された部屋が出た時点で
ラスボスとの結末が予測できてしまうのはどうかと思った。

パート2のラストあたりで、アリスはアンブレラに改造されてた
というのが暗示的にわかるようになっていたが、
たしかその時点では本人も自覚していなかったように思ったので、
3作目はそのセンで攻防を繰り広げるのかと思っていたら、
すでに自覚していてそのために仲間とも離れて行動しているところから
始まるとは思わなかった。

ドラマを捨てたと言う解釈は勝手なものだろうか。

物語の途中に、汚染されていない地域が判明し、
そこを目指すことになるが、結局その場所は劇中に出てこなかった。

場所は語られたが、映像では一度も出てこなかったという意味。

主役が皆を、そこへ送り届けて決戦に向かうわけでもなく、
途中に準主役的な存在に任せて、それでラスボス戦。

安全地帯を目指すことになったとき、ガセとか罠という可能性を
議論していたのに、観客に結論を見せないなんて・・・。

すべてが終わって、アリスもそこを目指すというラストなら、
続編でもうひと波乱予想できるが、
ラストでアリスが目指しそうなところは、別の場所だったりする(笑)

なんか、投げっぱなしという印象もあり、
やはり、ドラマを捨ててアクションだけやりたかったんだろうな
と思ったりする。

その割には、ラスボス戦があっけなかったようにも思うのだが。

2007,11,30UP

ROBO☆ROCK
上映時間 ; 1時間40分
配給 ; アステア
監督 ; 須賀大観
出演 ;塩谷瞬
     本多章一
     遠藤憲一
     他
予告編で見つけて、ちょっとだけ気になっていた映画だ。

元々子供らを連れて『プリキュア』を見ようと予定していたのだが、
どこかにお呼ばれしているというので、オイラだけ取り残されることになった(汗)

で、時間が空いたので見てみることにした。

オイラにとっては、どうしても時間を空けて見に行く類の映画ではない。

たぶん今回予定通り『プリキュア』に行っていれば、
次の週に映画を見ようと思っても、『椿三十郎』あたりと迷って、
見に行かなかったかもしれない。

まだ『仮面ライダーNEXT』を見ていなかったら、確実に見なかった映画だ。

と、それくらい期待しないで見た映画なのだが、
これがけっこう良かった。けっこう泣き所もあったりして、面白かった。

映像的には、70年代の“サイケデリック”という言葉が使われていたころの
青春映画っぽい雰囲気を感じた。

前半は、かみ合わない人間関係にイラついたりもしたし、
多少強引な展開や、古典的な偏執狂的人物による説明台詞にも
辟易した。

が、そういった状況説明が済んで、後半に入ってから、
キャラクターたちがスムーズに動きだし、ちょっとした友情物語も
入って、面白くなった。

巨大ロボットに魅せられた男ニラサワが主人公マサルに、
「君の声が巨大ロボ、ランドツェッペリンを起動させることが出来る」と
伝えるくだりは多少強引で、「心を病んだ人」に絡まれているとしか
思えない。
が、マサルの声が起動キーになるということに行き着いた過程を説明する
シーンで、マサルがかつてロックシンガーを夢見てがんばっていた過去が
明かされたりと、意外に機能的だったりする。

ニラサワが頑なでおかしな人物という描写のために、単語カードに
著名人の名言を書きとめて、事あるごとに読み上げるのだが、
単にそれだけかと思ったら、その中から
「君にぴったりの言葉を見つけた」とマサルの心を動かすカードを
見せたりと、思わぬところに伏線が隠されていたりする。

事件がランドツェッペリンがらみじゃない所も面白い。

大戦中に密かに開発されたロボット兵器があるという話だと、
そのロボットをめぐって事件が展開されたりということを
予想するものだと思うが、それはマサルとニラサワだけの問題。
ロボットだって、50年前に開発されたのに、戦争目的ではなく
宇宙人から地球を防衛するのが目的というのだから面白い。

マサルは便利屋というウラ社会から斡旋される仕事を生業としている。
まあ、挫折して夢を諦めちゃった男が、何をやってもうまくいかずに
行き着いた仕事という感じなのだろう。

その仕事仲間で、マサルが親友と思っているコウという男がいる。
過去に何があったか語られなかったが、危険な仕事を専門にしていて、
どうやら死にたがっている男だ。

マサルは彼を放って置けなくて、何とかしようとして事件に巻き込まれる。

事件は巨大ロボットがらみではなく、便利屋がらみの方で展開されるのだ。

これは、この映画がSFロボットアクション映画じゃなく、
青春映画だからなのだろう。

夢に挫折した男が、とんでもなくウソくさい夢を、どんなにこんなであっても
かなえようと邁進する男に出会って変わってゆく過程を描いた映画なのだろう。

そういうメインの部分にも感動しつつ、オイラはやはり
溜めに溜めたところでついに起動したランドツェッペリンの登場に
面白みを感じた。

結局主人公の目の前で活躍したのは、悪人を蹴散らすだけだったけど、
ニラサワの夢が実現した瞬間ということもあって、
この映画で最大の開放空間だった。

50年前にしてすでに変形ロボかよというツッコミも忘れないでおこう。

2007,12,29UP

YES!プリキュア5
鏡の国のミラクル大冒険!
上映時間 ; 1時間20分
配給 ; 東映
監督 ; 長峯達也
出演 ;三瓶由布子
     竹内順子
     伊瀬茉莉也
     他
まだやってる『プリキュア』。
今年は完全新作で、5人に増えて、セーラームーンテストが
強くなっている。

前作までが「親友」というキーワードだったのが、
今作は「仲間」というのがキーワードなのだろう。

映画では鏡の世界でコピーされたダークプリキュアというのが
出てきて、それを強調する。

ダークプリキュアというのは、鏡の世界のクリスタルを使って、
シャドウというヤツが作り出した存在。

プリキュアの5人の能力をコピーされ、さらにシャドウから
パワーをアップされているらしい。

まあ、良くあるパターンなんだけど、子供たちには新鮮に映ったらしい。

プリキュアたちは、それぞれ自分のコピーと戦う。

これもよくあるパターンで、オイラには新鮮味は感じなかったが、
キャラクターそれぞれの見せ場を作るのに有効だし、構成の仕方も
悪くなかったと思う。

さらにそれぞれの特性に合わせたやりとりがあり、なかなか感動的な
ことを言う。

大切な友達を守るために、自分を越えるというのがテーマだったか。

キュアミントが敵を倒すときに「私はあなたも守りたかった」というのは
印象的だった。

このあと、ドリームが敵を倒さず「友達」になるのが、無理なく見られるのは、
ミントのシーンがあったからだと思う。

このあとは、お決まりのパターンが目白押しだが、それなりにまとまっていたと思う。

ただ、今までだと、異世界から帰ってきてENDだったのに、
どういうわけか、鏡の国が復活してめでたしめでたしで終わっていた。

エンディングの後にすこし続くのかと思っていたが、それも無かった。

5人のキャラを描いてたので、足りなくなったかな。

しかし、来年も映画化決定って告知が出たぞ。

まだ次回作も発表されてないのに・・・。と思ってたら、
公式HPでタイトルだけ発表されてた。
あの5人で続くのか?

2007,12,29UP

魍魎の匣
上映時間 ; 2時間20分
配給 ; ショウゲート
監督 ; 原田眞人
出演 ; 堤真一
      椎名桔平
      阿部寛
     他
『魍魎の匣』ってこんなハナシだったかなあというのが
第一印象。

が、大雑把にストーリーだけは、原作どおりだったんじゃないだろうか。

違和感の元は、冒頭の「榎木津の目」についてのエピソードだ。

原作やシリーズを読み返していないので、見逃しているのかもしれないが、
榎木津の目は生まれつきだったんじゃなかったか?

だから、自分が見ているものが特別なものであると言う自覚が
ないと言うようなことが書かれていたハナシがあったように思う。

が、この映画の冒頭では、雷か何かで目をやられて、
突然「視える」ようになったふうな描写がされている。

あと、これも原作で見落としていたのかもしれないけど、
戦時中に榎木津が久保竣公と知り合ったことになっていた。

さらに、元女優の美波絹子から娘の遺産相続に関する事件で
探偵として依頼され、かなり動き回っている。

依頼内容も延々と聞いていた。
名前を覚えないとか、そういうあたりは、台詞で伺えるが、
なんかかなり「捜査」している印象で、エノさんっぽくない。

確か原作では、木場が柚木加奈子の「事故」を担当して、
そこにいた少女の証言に振り回されることから、物語が始まっていたはずだが、
このあたりは映画では後半に持ってこられていた。

まあ、違うところを挙げていけばキリがないし、2時間ほどにまとめるのだから、
換骨奪胎は必要不可欠だろうからいい。

が、榎木津にはじまって、関口や京極堂のキャラクターが、
微妙に原作小説と違うように見えたのが気になった。

関口の場合は、彼の主観で書かれた文章の中では、病的な部分が
強調されるが、客観的に見ればああいう、一見軽い人物に
なるのかもしれないとは思った。

京極堂に引きずられて、何も言えないまま良いように使われるさまも
描かれていたし、関口に関しては、それほど外れてないのかな。

が、京極堂があわてる描写って、どうなんだろう。
面白かったけれど。

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